知っていますか？労働安全衛生資格の「再教育」について

第23回　労働安全衛生資格の「再教育」について

技能講習等の安全衛生資格は「一度資格を取得すれば、あとは何も学ばなくても大丈夫」と思われている方も多いのではないでしょうか。

確かに有効期限はないのですが、法律で安全管理の知識と意識をアップデートするために概ね５年ごとに再教育の受講が求められている資格があります。

その中で良く受講されている教育をご紹介します。

　それがこちら↓

【作業者(技能講習修了者)向け】

　・車両系建設機械（整地等）運転業務従事者安全衛生教育

　・フォークリフト（最大荷重１t以上）運転業務従事者安全衛生教育

　・ガス溶接業務従事者安全衛生教育

　・玉掛業務従事者安全衛生教育

【作業者(特別教育修了者)向け】　

　・ローラー運転業務従事者安全衛生教育

　・フォークリフト（最大荷重１t未満）運転業務従事者安全衛生教育

　・伐木等の業務従事者安全衛生教育

【管理者向け】

　・職長等能力向上教育（建設業）

　・足場の組立て等作業主任者能力向上教育

労働災害防止のために
「作業者」の方は、日々進化する建設機械、ローラー、フォークリフトなどの構造や取扱いに関する知識を定期的に補わなければなりません。

また、職長等の「管理者」の方は、建設機械の進化、i-constructionの普及などの変化に対応していかなければなりません。

　一度、お持ちになっている資格を確認してみましょう。

そして、再教育の対象になっている、前回受講してから５年以上経過している場合は、講習を受講しましょう。

◇詳しくは、お近くのキャタピラー教習所までお問い合わせください。

危険又は有害な業務に現に就いている者に対する安全衛生教育に関する指針
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（安全衛生教育指針公示）
別表　危険有害業務従事者に対する安全衛生教育カリキュラムからの一部抜粋