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第31回
 締固め(ローラー)特別教育の資格ー締固め機械の安全作業

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締固め(ローラー)特別教育の資格ー締固め機械の安全作業

道路や堤防の盛土締固めやアスファルト舗装の転圧、構造物の基礎工事、敷地造成など、幅広い現場で活躍するローラ。ゆっくりとした動きをする機械に見えますが、死亡災害が非常に多く発生しています。一度特別教育を受講して資格を取ったからといって油断せず、定期的な再教育を通じて、危険の再認識、知識のアップデートに努めるようにしましょう。2022年CAT CLUB No.117掲載記事

同じような作業をする場合に、手持ちの「プレート」「ランマー(製品名)」なども良く使われていますが、これらの製品を使用するときには、「振動工具取扱作業者安全衛生教育」が必要です。違いは「自走」するかどうかです。運転席の有無ではなく移動するための動力の有無で決まります。

車両系建設機械は「機体重量」によって必要な資格が異なりますが、ローラには重量による資格区分けがなく、「ローラ運転業務特別教育」を受講することですべてのローラを運転することが可能です。油圧ショベルやホイールローダといった他機種に比べて可動部分や可動領域が少なく動きも緩慢に見えるため、危険度も低いと思われがちですが、「はさまれ・巻き込まれ」「激突され」「墜落・転落」などによる死亡災害が毎年多く発生しています。実は動きも思っている以上に速く、「さっきまでは遠くに見えていたのに気がついたらひかれていた」という災害事例が多いのが特徴です。

締固め(ローラー)作業事故

また運転者からの死角が大きく、「後進時、そばにいた作業者が見えなかったために巻き込んでしまった」という事故も数多く起きています。作業を安全に行うためには、現場の管理者も運転者も、また同じ場所で仕事をする作業者も、ローラの特徴をしっかり理解していることが重要です。

一方、狭い場所で使われることが多い手押し式のハンドガイド型ローラは、作業者が地面に立った状態で操作しますが、エンジンによって機械自体が移動できる「自走式」もあり、こちらを扱う場合には搭乗式のローラと同様の資格が必要になります。ハンドガイド型ローラは非常に反応性がよく、移動速度も思いのほか速いので、操作ミスがそのまま災害につながる可能性があり、取り扱いには十分な注意が必要です。最近は、締め固めを効率よく行うために振動装置を組み込んだものも多く、長時間作業を行うと手がしびれて振動障害を引き起こすことがあります。そのため、ハンドガイド型ローラを取り扱う場合は、「ローラ運転業務特別教育」だけでなく、振動障害予防の知識を学ぶために「振動工具取扱作業者安全衛生教育」※1も受講されることをおすすめします。

ハンドガイドローラー


私たちキャタピラー教習所では、労働安全衛生法に基づく「締固め用機械(ローラー)の運転特別教育」を全国で開催しています。

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これまでお話してきたように他とは異なる特徴を持つ機械ですので、運転者だけでなく、管理者をはじめとした道路工事に従事するすべての方々にも学んでいただきたい内容となっています。この教育には振動障害についての学習は含まれていませんので、ハンドガイド型振動ローラーを良くお使いの事業者様で振動障害対策の教育もご希望の場合は、あわせてご相談ください。なお、ローラーは公道上での作業にも用いられることから、特殊自動車運転免許や登録・車検が必要になる場合がありますので、機体の製造元・販売元、お近くの警察署などに確認してください。

「締固め用機械(ローラー)の運転」特別教育

労働安全衛生規則第36条1項10号 「締固め用機械(ローラー)で、動力を用い、かつ不特定の場所に自走できるものの運転の業務」

安全衛生特別教育規定(厚生労働省告示)第12条 「ローラーの運転の業務に係る特別教育」

車両系建設機械構造規格(厚生労働省告示)

ローラーの運転の業務に係る特別教育
科目 講習時間
1.5日コース(計10時間)
ローラーに関する知識 4時間
ローラーに関連する一般知識(力学、施工方法等) 1時間
関連法令 1時間
ローラーの運転方法(実技) 4時間

キャタピラー教習所の技能講習、特別教育、安全衛生教育出張講習

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