知っていますか？移動式クレーンの資格

第６回　移動式クレーンの資格

建設工事現場などでよく使われている移動式クレーン。
その構造から、大まかに次の３種類にわけることができます。

　１．トラッククレーン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

トラックシャーシの上にクレーン装置を装着したもので、トラックの運転席とクレーンの運転席に分かれています。

小型のものでは、トラックの荷台と運転席の間にクレーン装置を装着したものがあります。

　２．ホイールクレーン　　　　　　　　　　　　　　　　　　

専用フレームの上にクレーン装置を装着したもので、トラックの運転席とクレーンの運転席が一つになっています。

狭い市街地での機動性に優れています。

　３．クローラクレーン　　　　　　　　　　　　　　　　　　

車体下部がクローラであることから、軟弱な地盤でも走行することができます。

小型から大型まであり、土木工事の現場でよく使われています。

これらの移動式クレーンは、クレーンのつり上げ荷重によって運転資格が異なります。

つり上げ荷重が５トン以上の移動式クレーンは、移動式クレーン運転免許がないと運転できませんが、
１トン以上５トン未満の移動式クレーンは、移動式クレーン運転技能講習で運転できます。
なお、１トン未満の小型の移動式クレーンは、移動式クレーン運転特別教育で運転できます。

移動式クレーンは構造上不安定な機械であり、使い方を一歩間違えるとクレーンの転倒事故を引き起こします。
どんな時に、なぜ転倒するか、を正しく理解していただくお手伝いとして、キャタピラー教習所では安全にクレーンを運転するための技能講習と特別教育を定期的に開催しています。

　詳しくは、お近くのキャタピラー教習所までお問い合わせ下さい。　